外出自粛や他人との接触を控える、といった世情の中、他方で高齢者の廃用の不安も課題になっていました。そんな中、政府からは「動画を見ながら家で体操をしましょう!」や「オンライン里帰りで家族の顔を見て会話を楽しみましょう」といった提案がありました。
直接病院に行かなくてもお医者さんに診察してもらえるオンライン診療なんていうのもありましたね。
とはいえ「世の高齢者でどれだけの人がこの試みを実行できるのだろう?」と疑問に感じていた方も多いのではないでしょうか?
実際、自分の親は無理な感じがしていましたし、、、
ということで、自身がケアプランを担当する要介護認定のご利用者様はどれぐらいネットを活用できる環境にあるかを聞き取りさせていただきました。
結果は・・・スマホ・PC保有者 47% Wi-Fi環境が整っている 53%(平均74.3歳)と約半数の方はネットを活用できる環境が整っている、ということがわかりました。
ところが、実際にネットで動画を視聴したりSNSで情報を発信している、という方はおらず・・・
「前のガラケーから買い換えたらスマホの方が安いって子どもに持たされた」や「家族が仕事で使うから家にはパソコンあるけど触ったことない」など実用はされていないということでした。
「なんで、使わないんですか?」とお尋ねすると「だって使い方わからんし、壊したらあかんと思うし」「すごい金額請求されたりするんちゃうの?」と安全で便利な使い方を知らないから、というご意見でした。
う~ん実にもったいないですね! 脳トレの一環として新しい機器を操作できるようになると自信も持てるし便利な活用方法も無限だと思うのですが・・・
最初はやはり横について一つ一つ操作方法を教えてもらえると安心です。ご実家のご両親にもぜひ操作方法を根気よく教えて差し上げてくださいね。
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