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執筆者の写真暮らしいきいき館 居宅介護支援事業所

入所のご相談を受けて

「そろそろ親を施設に預けようと思うんだけど・・・」というご相談を伺うことがよくあります。ひと昔前にくらべて、たくさんの有料老人ホームが造られたこともあると思います。

『有料老人ホーム』と言えば、〇百万、〇千万の入居金を積まないと入居できない、と思われていましたが、今は比較的安価な、入居金は0円という有料老人ホームも増えてきており選択肢の幅が間違いなく広がっています。


これからいつまで続くかわからない施設生活のこと、かかる費用を気にして入所に躊躇される方はもちろんですが「いまが入所すべき時なのかどうか」で悩まれているご本人・ご家族が多いと感じます。

住み慣れた自宅を離れるのですから、その決断が難しいのはよく理解できます。どのタイミングで施設入所を決められたか、、、


① 一人暮らしでの生活に自分自身が不安や限界を感じて(加齢や判断ミスなどを痛感)

② 介護している側に介護ができなくなる事情が生じて(介護者の病気や急逝、転居など)

③ 借家の取り壊しなどで高齢のため新しく家が借りれない(住むところが無くなる)

④ 近隣など周囲からの不安の声に押されて 

⑤ 入院をきっかけに自宅環境での自立ができなくなった、などなど




金銭的余裕があって、元気なうちから有料老人ホームに移って悠々自適なシニアライフを楽しむ予定をもって施設入所をする、というよりは、なにかしら切羽詰まった事情があって、ということが、多いように思います。 

場合によっては、ご本人の承諾を得られないままで入所の話を進めなければならないことや、払える費用が極端に少なく住み慣れた地域から遠く離れた施設に移っていただかなければならないこともあります。

しかし、入所を頑として拒否していた方がたも、施設に入ってからのご様子をうかがうといずれも、安心してお過ごしであることがほとんどです。「住めば都」「至る所青山あり」なのかもしれませんね。

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