新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、ほとんどの病院や介護保険施設、老人ホームなどでは面会が禁止となっています。
そのため面会にも行けず、入院患者さんや入所者さんも寂しい思いをしているでしょうし、
また家族さまも大変不安に思っていることと思います。
先日、病院から老健に転院された家族さまより今後のことでご相談がありました。
この先どうしたら良いのかと。お話を聞いていると入院した時点でADLも低下している様子でしたし、介護が必要になっているので自宅での介護は難しいとのことだったので、介護認定の見直しをされてはどうかと提案しました。介護3以上になれば、特養という選択肢がでてきます。
介護認定の見直しをかけて認定調査のため、久しぶりに親に会ってみると入院していたころよりもっと悪くなっている状態を目の当たりにしたそうです。
「なんで・・・」「どうしたの・・・」という家族さまの思いを聞かせていただきました。
高齢者の方は一気にADLが低下する場合があります。もちろん疾患のある方は急に悪くなる方も多くいらっしゃいます。
ただ、毎週でも顔を見に面会に行けていたら、徐々に悪くなってきている・・または眠っている時間が増えている・・などが分かるのですが、1か月後に会うとまるで別人のように
なっていては家族さんのショックは想像ができます。
現在の「面会禁止」は新型コロナ感染予防のためには当たり前のことなのですが、
1日でも早くワクチンなり薬などが開発されて、治療や介護が必要な方も、また見舞う家族さまも大切な時間が持てるようになることを心より祈ります。
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