緊急事態宣言が出て・・・現在
- 暮らしいきいき館 居宅介護支援事業所
- 2020年4月17日
- 読了時間: 2分
新型コロナ感染対策でついに全国に緊急事態宣言が出されることになりました。
都道府県をまたいでの移動の自粛や人との接触を8割減らしましょうなど、今まで経験したことがない要請に介護の現場も大混乱です。
なかでも先般「通所(デイサービス)と短期入所(ショートステイ)の利用自粛」という方針が国から示された際には、正直「さて、自宅にいる間の安全をどうやって確保しようか」と全国のケアマネは頭を抱えています。
そもそも暇に任せてデイを利用している方ばかりではないのが現実です。
たとえば「家族が仕事に行っている間」であったり「家族が介護からわずかな間の休息をとるため」であったり「自宅では難しい入浴や食事の介護を受けるため」などにデイやショートステイを利用されている方が大半です。
現に、最近増えている運動特化型の半日デイなどは寝たきりになるのを防ぐ目的であっても、すぐすぐ命や生活にかかわるサービスではないとのことから、緊急事態宣言が出される前からすでに自主的に営業自粛されているところなどもあり、どうしても在宅での生活に欠かせない介護を受けるためのデイが現在も頑張ってサービスを提供してくれている、ということです。
デイの職員さんやヘルパーさんは「子どもや孫が幼稚園や学校が休みになったので面倒を見ないといけない」という方がお休みをされたり、ちょっとでも体調がおかしいと出勤が停止になるということから現場は普段に増して人手不足になっていると聞きます。
利用者がいなければ当然介護報酬が入らないのでその分経営も厳しい、でも感染者を出したら数週間は営業を休止せざる負えない、というところでなんとか営業継続できるよう、できる限りの感染対策に皆さん心を砕かれています。
私たちケアマネも利用者さんやそのご家族を感染から守るために頭を使わなければなりません。すべてのデイやショートステイを利用しない、という選択肢は上のような事情で難しいのですが、利用回数を減らす、複数の事業所を使っているなら一つに制限していただくなど
できるだけ会う人の数を減らす工夫や、命にかかわらないサービス(例えば理美容や定期的な通院)については延期や代行などを提案するようにしています。
おしゃれな利用者さんからは「え~髪の毛も染めて前髪も切ってすっきりしたかったのに~」とご不満をいただくこともありますが命には代えられません。大阪のおばちゃん風に「髪がボーボーになっても死なへん!」と一喝し、ここはご了承を願うばかりです。
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