新人さんへ。認知症って知ってますか?
- 暮らしいきいき館 居宅介護支援事業所
- 2020年3月24日
- 読了時間: 2分
ここ数年、4月に入社される新人さんに向けて「認知症研修」の講義をさせていただいています。
新入社員の皆さんは20歳前後の若い皆さんで『認知症って聞いたことありますか?』と話を振ると「おじいちゃんが認知症で母親が介護してました」や「近所のおばさんが認知症の姑さんがいなくなったとき一緒に探したことがあります」など、家族やご近所のもっと大人たちの困りごとではあるが、自分たちの身近な課題である方は少ないような印象です。
現在、65歳以上の人が総人口の28%に上る超高齢社会を迎えた日本において、さらにそのうちの3割近くの人が「認知症」または「認知症の予備軍」(約1000万人⁉)とみられています。
社会人になると、当然同じ会社やその取引先様、お客様といった異世代の方がたとの交流機会が増えます。同年代の方と過ごす機会が多かった学生時代にはそれほど身近に出会うことがなかった「認知症の方やその予備軍の方」と接する機も増えることになります。
たとえば、お客様としてきちんとお渡しした書類を「もらっていない」と言われたり、ご説明したことを「聞いてない」など、理不尽と感じることも起こるかもしれません。
それは認知症の特徴的な症状である「物忘れ」によるものですが、仕事をする上においてはとても困りますよね。
『認知症とは何か』『認知症の方の行動や言葉の意味は?』など、まずは基本的な知識を得て、その方の人格を決して損なうことなく人生の先輩に対しての敬意をもって接するヒントを一つでも得ていただける講義にしたいと思っています。
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