新しい生活様式
- 暮らしいきいき館 居宅介護支援事業所
- 2020年5月18日
- 読了時間: 2分
今回の新型コロナ感染はこれからの私たちの生活スタイルそのものの見直しを迫ることになりました。
5/4に厚労省が示した「新しい生活様式の実践例」によると『まめに手洗い』『咳エチケットの徹底』といった従来の感染予防マナーに加えて『身体的距離の確保(最低1mできるだけ2m以上)』『3密の回避』『毎日の体温、体調の確認』という新しい習慣づけを求められています。
業種ごとのガイドラインはこれらを基本にそれぞれの関係団体がこれから示されるそうですが、私たちケアマネジャーの業務も大きく様変わりしてくるかもしれません。
というのも、そもそも介護の世界は「密だらけ、密でなければ成立しない」といっても言い過ぎではないと思うからです。
利用者の多くは高齢者の方やそのご家族、顔を近づけて話しかけないと聞こえないという耳の遠い方、話をしづらく口を大きく開けて話をする方、認知症でマスクをつけることに理解が難しい方、寝たきりで自宅外での面会が絶対にできない方などです。
唾が飛び交う中でやっと会話ができる、体に触れたり抱えたりすることで落ち着かれ話を聞いてもらえる、なんてことが日常茶飯事の介護の世界において「新しい生活様式」は定着できるんでしょうか?
それでも、アフターコロナの世界では、ご利用者やそのご家族、実際にサービス提供をしてくれる仲間、そして自分や自分の家族を守る、そんな生活様式を模索していかなければなりません。
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